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たふ講座「安土桃山時代~近世」

さて続いて、3回目「安土桃山時代~近世」の、
抹茶・煎茶・玉露のお話です。

IMG_2142.jpg

次のお茶はこれ。
つちや農園さんの「懐香茶」
指定樹齢100年の在来で作ったお茶なのだそう。


さて、本題。
宇治茶に関する内容が、とても興味深かったです。

インストラクターの本にも載っていて覚えた、南北朝時代に書かれた「異制庭訓往来」。
それには、この時代のお茶は、栂尾のお茶が一番で、あくまでも仁和寺・醍醐・宇治・葉室・般若寺・神尾寺はその次だと書いてあります。

そして、15世紀半頃に、一条兼良が書いた「尺素往来」。
これには、最近宇治は天皇が好んでおり、栂尾のはだんだん衰えてきているというけども、そうではないよ、と書かれています。
つまり、あくまでも栂尾のお茶は一番だけど、宇治茶もいいよーってことなんですよね。

1493年9月21日付の「一休宗純十三回忌下行帳」(大徳寺真珠庵文書)によると、
このときは栂尾茶を購入しているという記録があります。

これが、1580年10月21日付「一休宗純百回忌下行帳」(大徳寺真珠庵文書)では、
宇治茶に変わっているんですよね~。


そして初めてブランドができたのです。
「そそり」のいいものを「無上」とし、「無上」のよいものを「別義」といったそうです。
だけども、宇治茶もにせものが出回っていたようです。

1512年2月2日付の「弘中武長書状」(益田家文書)に、
「本当に少しだけど、宇治茶2袋お贈りいたします。本当の「無常(上)」というけれど、信用はできませんよ」
なーんて書いてるんですよ。

おもしろすぎます。
今じゃありえないですよね。
「これ、にせものかもしれませんけど、どうぞ」なんて^^;
正直すぎる内容で、ある意味素晴らしい!


さーて、ここでまた休憩です。

IMG_2149.jpg IMG_2150.jpg IMG_2147.jpg

左は、静岡県の益井園さんの紅茶。
品種「みらい」を使ったファーストフラッシュ。
とても甘みがあっておいしいw

右は、参加者が中国で買ってきた新茶「径山」。
葉がほんとうにきれい!
こちらもさっぱりしていながらも、ほのかに甘みがあって飲みやすかったです。


さて続きまして・・。

もともと宇治茶とは、
宇治郷に住んでいる人宇治茶師たちが、もっている茶園で作ったお茶のことをいったんだけど、
もちろん、宇治郷に住みながら、宇治郷外で茶園を買って作っている人もいるわけで・・。
宇治郷の茶師のもとへ集められたお茶を宇治茶というようになりました。

1584年の「羽柴秀吉禁制」(京都大学蔵上林文書)で、
他郷の人は、宇治茶といったり、茶袋を似せたり、よそで商売するなと、禁止したわけです。


ちなみに今の宇治茶の定義は、
京都府、奈良県、滋賀県、三重県の産茶で府内業者が府内で仕上げ、加工したもので、府内産茶50%以上のもののことをいいます(京都府茶業会議所)

いわゆる京ものといわれる京都ブランドにも、
京友禅、京扇子というものがありますが、これらももともとは他県で作っており、
京都で最終加工してそう呼ばれます。

通常、産地といえば、その地域で作られたものを指しますが、
京都は別で、昔からのこういう流れがあり、集積地としての産地をいうのですね~。

京都に住んでいても、京都府近隣県がブレンドされているのに、
なんで京都府産でもなく、宇治という一部の地域を指すような名前なんだーと、
やはり納得いってなかったですから。

こういう昔からのものだったのですね~。

だいぶはしょりましたが、こんな感じで、講座終了。


IMG_2160.jpg IMG_2168.jpg


左はインドネシア・・だったかな? のアッサムティー。
右は有機の京都府産の烏龍茶です。


このあとも、まだお茶を頂いて・・結局何杯飲んだことでしょう・・。
それぞれ、2煎か3煎づつくらいは飲んだので、すごいですよね。

おなかいっぱい~。

でもほんとさまざまなお茶を頂くことが出来て、贅沢です。
お土産も頂いて・・ありがとうございました!

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おまとめありがとう!

宇治茶編、途中退出したので、このまとめは助かりました(‘o‘)ノ
久しぶりにお会いできたのに、あまりお話もできず、残念です。
私が作った抹茶チョコレートは、販売は無理かもです。個人的に楽しむために作って行こうかな~?と思っています。
次回の講座に参加するときにでも、持って行こうかな?
作る時間があればですが。。。

ありがとうございました

いつもいつも素晴らしい報告 ありがとうございます。
そして ご参加いただきまして御礼申し上げます。

あのボリュームの中 きちんとお写真も撮られて
内容もしっかり把握されて さすがだな~って尊敬します。

いつもながら素晴らしい報告です。
どんどん引き込まれる楽しい歴史講座ですよね。。

時間もアッという間でした。
又これからもこのご縁を大切にしたいです。

絶対に食べれそうにない素敵なv-25
ありがとうございました。
可愛すぎです・・・・


さすがっ!!

相変わらず、その「理解力」と「まとめる力」、頭が下がります・・。恐るべし。このブログアップは、私の復習として、改めて勉強させていただいてます!!インストラクター、私にはやっぱり無理だっ、はは^^:

また、ゆっくりお話できる機会を、首をなが~くして楽しみに待っておきますね♪

>takekyouさま

お返事が遅くなりましてすみません。
長いのに読んでいただいてありがとうございます^^
後半ほんとおもしろかったです。
かなり省略していますので、また機会があれば講座をぜひ受けてくださいね~。

高価な抹茶チョコ、ぜひぜひお待ちしていますw
チョコレートには目がないのですぅ~♪

またお会いできるときを楽しみにしています。

>norikoさま

こちらこそ、素敵な講座をいつもありがとうございます。
こうやってまとめていても・・また頭から抜けているんですよね・・。
でもほんと、秀吉の禁令と千利休の文化の下克上は、忘れられません。
とてもショッキングな内容でした~。

時間は長そうだなーと思いながらも、あっという間でしたね。
また次の講座を楽しみにしています~。

>tomoさま

何をおっしゃいますやら~^^;
まとめるの・・実は昔は大の苦手。
まとめろといわれても、結局そのまま書いててまとめになってないーってことが多かったです。

たぶん・・慣れ?
仕事柄、まとめなきゃいけないことが多いからかも~。

またお会いできる日を楽しみにしています!
プロフィール

萩野 桂(はぎのけい)

Author:萩野 桂(はぎのけい)
京都在住。12月8日生 射手座 B型

亡き祖父である八木毅は、シェイクスピアの研究者で、英訳「アセンズのタイモン」他英訳本を出版。その傍ら、八木絵馬の名で俳句本も出版。そんな祖父の影響を受け、シェイクスピアに幼少より興味を抱く。また谷川俊太郎氏などの影響を受け、詩を書くようになる。
少しでも何かを感じて頂ければ嬉しく思います。

<出版>
新世研「ぼうけんだいすき」(絵本翻訳)
新風舎「たからのはこ」(詩集1編)
新風舎「ゆめのたね」(詩集2編)
新風舎「きみのかけら」(詩集3編)

<賞>
2006年文芸社 VA出版文化賞 ポエトリー部門特別賞
最近応募していませんが、また挑戦するため、ブログの一部を非表示にしています。

こちらもよろしくお願いします。
Facebookページ「萩野桂」
ツイッター「萩野桂」
pixta 写真販売中

なお、こちらにアップしている京都ページは、「京都散歩道」に移動しました。

ウェブマガジン「コスマグ」にも記事を書かせていただいています。
「kossmag おとながーるの京都暮らし&社寺さんぽ」

なお、当サイトに掲載されている個々の情報(文章・写真など)は、個人で楽しむ以外は無断で複写、複製、転載等、ご遠慮ください。 著作権はすべて、萩野桂(はぎのけい)にあります。

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