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春の大茶会

今日は、宇治で行われた春の大茶会に行ってきました。


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まずは茶名人が淹れる煎茶w
京都やましろ農協南山城村支店茶業部会 木野 正男(南山城村)さん。
第63回関西茶品評会にて、1等を入賞されたそうです。

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とろりと甘くて、玉露みたいっ!
温度もすごく低くで抽出されていました。
もちろん2煎目も頂きました。

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続いて、茶名人の抹茶。
てん茶の部門で、農林水産大臣賞を受賞された、
堀井七茗園の堀井信夫さんの抹茶です。

なんとテアニンが通常の2倍もあるとか!
ちなみに品種は、成里乃(なりの)というもの。
初めて飲みました!

濃厚ですが、苦味がなく、優しい甘みがふわっと口いっぱいに広がります。
おいし~!


IMG_1762.jpg

次に茶の木人形研究家 田中正流氏の公演。
茶の木って硬いから人形に削るのは、結構大変なんだそう。
なので、今では専門に作られている方はいないのだとか。
茶の木の形はそれぞれちがって、節目などを利用して、かごをもたせてみたり、
横を向かせてみたり・・と作るので、同じものは作れないんだって。
昔は、お茶を幕府へ納めるときに、一緒に納めたもので、
茶の古木に感謝するために作られ、茶は根付くという意味から、
延命長寿や厄除け、幸福を招く縁起物として、
皇室や大名にまで愛されるようになった工芸品。

去年もこの展示はあったけど、表情までちゃんと見ていなかったなぁ・・。
改めて見ると、一体ずつ表情も違うので、なかなか興味深かったです。

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続いて、上林記念館長の上林春松氏による、お茶壷への詰茶方法の講演。
茶壷って、茶葉だけが入っているのかと思っていました。

濃茶用の極上の銘柄の碾茶を袋に入れておいて、まず安い碾茶を壷にいれ、
それから袋にいれた極上の碾茶を入れ、また安い碾茶をいれるのだそう。
こうすることにより、防湿とクッションにしていましたが、安い碾茶もそのままだともったいないから、
薄茶用として飲むようになったんだとか。

また、蓋をしたあと、周りに紙を張って柿渋を塗って糊付けし、さらに上にも同様に糊付け。
その和紙の上に、茶師の印を押す。

もちろん中に入れた濃茶用の袋にいれたものも、
割印と、下部にも印をするのだとか。

さらに和紙を蓋にかぶせて、こよりで結びます。
この結び方にも通常の場合と献上の場合によって変えるようです。


これは、幕府のためのお茶であり、将軍が飲むものなので、
途中で開けられて毒がいれられたらだめなので、
そういうことがすぐわかるようにしているんだって。

御茶壷道中は明治に変わる前に廃れてしまったけど、
今でも、秋にやっていますね。
一度見て見たいです。

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次に、茶名人のかぶせ茶を飲もうとしたら、前の組がはじまったばかりだったのと、
お昼になっていたので、ちょっと休憩。

そして、匠の館の抹茶を頂いてきました。
ここの淹れ方、とてもおもしろいんです。

抹茶にまず水を入れて溶くのは、前に聞いたことがあって、
ダマになるのを防ぐとのことだったんだけど。
今日改めて話をしていて、抹茶も高級茶なので、
熱湯で淹れるとアミノ酸より渋みが出てしまうから、
まず水でやるのがいいそう。
そして、もちろん抹茶は香りも大事なので、そのあとでお湯で点てると
よりおいしく、安い抹茶でも一ランク上の味になるのだそう。

そして、抹茶は、先にお菓子を、煎茶はあとにお菓子を食べるというけど、
これもなんでかなーと思っていたのね。

抹茶は粉末でそのまま葉ごと頂くから、お湯で浸出して飲む玉露よりも成分が濃いので、
先にお菓子を食べて、胃を落ち着かせてから飲むのだそう。


なるほどっ!
考えたこともなかったー。

私的には、玉露より抹茶のが飲みやすいので、
抹茶のが玉露より成分が濃いとか思ってなかった・・。
言われてみればその通りですよね。

またひとつ、勉強になりました!

そして、飲んだ後の茶碗に、
湯冷ましして淹れた煎茶を注ぎ、茶筅で泡立てて飲みます。
これは匠の館オリジナルだそう。
こうすると、茶碗に残った抹茶も飲めるし、茶筅もきれいになるからだって。

ふむふむ。
抹茶と煎茶と両方楽しめるというのもいいですね。


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最後にようやく茶名人のかぶせ茶をば。
第46回農林水産祭の天皇受賞された下岡久五郎さんのかぶせ茶です。

この方、ずっとお話をされていたので、聞いてみたいなと思って参加してきました。
生産者ならではのこだわりとか、いろいろ聞けて楽しかったです。

かぶせ茶は、玉露と煎茶の間・・といってしまえばおしまいだけど、
一煎目は玉露、二煎目はかぶせ、三煎目は煎茶と味が楽しめるものとおっしゃって、なるほどーと。

古老柿(ころがき)は、京都宇治田原の名産で、
ヘタがついていないのが特徴。
また、千利休の頃から、食べられるようになり、
茶壷に塗ったり塗るのに使ったりなど、柿と茶はとても深いものなのだとか。


渋柿を甘くする方法が知られていない時代、
あるとき村に一人の娘が現れて、干し柿の製法を伝えた。
それが実は狐だったので、「孤娘柿(ころうがき)」と読んだというエピソードとか。


今日も楽しい一日でしたw
聞き茶が体験できなかったのが、残念。

テーマ : 紅茶、日本茶、中国茶、、ハーブティー
ジャンル : グルメ

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とっても勉強になりました。
まるで 参加したみたいです。
成里乃 飲んでみたい。。

茶の木の人形も初めてみました。
素朴でかわいいね。

>norikoさま

こんにちは、コメントありがとうございます。
講演をまとめるのは、ちょっと難しいですね^^;
専門的だったので・・結構忘れてしまったり。
メモしておけばよかったです。

でもほんと勉強になりました。
やはり行って良かったです!

プロフィール

萩野 桂(はぎのけい)

Author:萩野 桂(はぎのけい)
京都在住。12月8日生 射手座 B型

亡き祖父である八木毅は、シェイクスピアの研究者で、英訳「アセンズのタイモン」他英訳本を出版。その傍ら、八木絵馬の名で俳句本も出版。そんな祖父の影響を受け、シェイクスピアに幼少より興味を抱く。また谷川俊太郎氏などの影響を受け、詩を書くようになる。
少しでも何かを感じて頂ければ嬉しく思います。

<出版>
新世研「ぼうけんだいすき」(絵本翻訳)
新風舎「たからのはこ」(詩集1編)
新風舎「ゆめのたね」(詩集2編)
新風舎「きみのかけら」(詩集3編)

<賞>
2006年文芸社 VA出版文化賞 ポエトリー部門特別賞
最近応募していませんが、また挑戦するため、ブログの一部を非表示にしています。

こちらもよろしくお願いします。
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なお、こちらにアップしている京都ページは、「京都散歩道」に移動しました。

ウェブマガジン「コスマグ」にも記事を書かせていただいています。
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なお、当サイトに掲載されている個々の情報(文章・写真など)は、個人で楽しむ以外は無断で複写、複製、転載等、ご遠慮ください。 著作権はすべて、萩野桂(はぎのけい)にあります。

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