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祇園祭 山その4

【白楽天山(はくらくてんやま)】

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(撮影:左2004.7.17、中・右2007.7.15)

ご神体は、唐の詩聖白楽天が、道林禅師に仏法の大意を問うたところ七仏通戒偈の最初の句『諸悪莫作・衆善奉行』(悪い行いをせず善い行いをしなさい)と答えた場面を再現しています。
道林禅師は、藍色羅紗の 帽子をかぶり、手に数珠と払子の姿で、白楽天は白地狩衣の衣装に唐冠をかぶり、笏(こつ)を持って立っています。
前掛けの中心のタペストリーは、16世紀ベルギー製で、「イーリアス」の中のトロイ陥落の一場面をあらわしています。胴掛け、水引き、見送りはフランスから購入したタペストリー。
写真右の中央は、昭和28年製作の染色作家山鹿清華の「北京万寿山図」手織錦の見送り。

【橋弁慶山 (はしべんけいやま)】

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(撮影:2007.7.15)

ご神体は、大長刀を持った弁慶と五条大橋の欄干に片足で立つ牛若丸。弁慶と牛若丸の人形には、元禄6年(1693)大仏師康運作の銘があります。この山には、山籠も松もありませんが、黒漆塗の五条橋があります。前掛けは、昭和58年より富岡鉄斎原画の「椿石図」を使用しています。胴掛けは円山応挙下絵の「賀茂祭礼行列図」

舁山で唯一のくじ取らず。宵山では、黒漆塗りの五条大橋は1階、弁慶と牛若丸は2階にて見ることが出来ます。


【八幡山(はちまんやま)】

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(撮影:2006.7.17)

山の上には、町内に祀られている八幡宮を勧請。社殿は江戸時代後期天明年間の作と伝えられる総金箔押しの華麗なもの。前面 の鳥居の笠木のうえに、向かい合って八幡さんのシンボルの鳩が2羽、止まっています。見送りの「日輪双凰婦女嬉遊図」は、17世紀の中国明代のもの。
山保存庫には、京都指定文化財にもなっている、江戸期の画家・海北友雪の祇園祭礼図屏風が残り、宵山には飾られます。

【保昌山(ほうしょうやま)】

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(撮影:左2004.7.17、左中2008.7.17、右中・右2007.7.15)

ご神体は、平井保昌。保昌は、源頼光と供に大江山で酒呑童子を退治した武将で、平安朝きっての歌人和泉式部の為に紫宸殿の紅梅を手折ってくる姿を現しています。明治までは「花盗人山」と呼ばれていました。前掛けは「蘇武牧羊図」の刺繍、胴掛けは円山応挙下絵の「張騫に虎図」、見送りは「福禄寿星図」があります。
宵山には縁結びのお守りが授与されます。


【孟宗山(もうそうやま)】

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(撮影:左2004.7.17、右2007.7.15)

中国の親孝行の古事で、母の欲しがる筍を雪の中掘り当てた孟宗の姿をご神体としています。孟宗山の粽(ちまき)には親孝行のご利益があり、別名筍山(たけのこやま)とも呼ばれます。
孟宗の人形は、江戸時代の寛政8年(1796)、七条大仏師左京康朝の作といわれています。前掛けは中国の雲龍文、見送りは日本画家竹内栖鳳の「白地墨画竹林図」で、山鉾の中で唯一の墨画の見送りとなっています。

【山伏山(やまぶしやま)】

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(撮影:左2004.7.17、右2007.7.15)
★写真左奥。途中でばてちゃって退散してしまいました・・。

傾いた八坂の塔を法力で直したという浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)がご神体で、山伏姿は大峰入りを現しています。八坂神社からの清祓いとともに、六角堂から法印の祈祷も行われ、宵山には聖護院の山伏たちの巡拝があります。前掛けは五瓜雲龍文様の刺繍で、見送りは中国明代の飛龍波涛文。
三十六歌仙の屏風も会所で飾られています。

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プロフィール

萩野 桂(はぎのけい)

Author:萩野 桂(はぎのけい)
京都在住。12月8日生 射手座 B型

亡き祖父である八木毅は、シェイクスピアの研究者で、英訳「アセンズのタイモン」他英訳本を出版。その傍ら、八木絵馬の名で俳句本も出版。そんな祖父の影響を受け、シェイクスピアに幼少より興味を抱く。また谷川俊太郎氏などの影響を受け、詩を書くようになる。
少しでも何かを感じて頂ければ嬉しく思います。

<出版>
新世研「ぼうけんだいすき」(絵本翻訳)
新風舎「たからのはこ」(詩集1編)
新風舎「ゆめのたね」(詩集2編)
新風舎「きみのかけら」(詩集3編)

<賞>
2006年文芸社 VA出版文化賞 ポエトリー部門特別賞
最近応募していませんが、また挑戦するため、ブログの一部を非表示にしています。

こちらもよろしくお願いします。
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なお、こちらにアップしている京都ページは、「京都散歩道」に移動しました。

ウェブマガジン「コスマグ」にも記事を書かせていただいています。
「kossmag おとながーるの京都暮らし&社寺さんぽ」

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